新規事業に必要な「失敗を許容するカルチャー」を戦略的に作る方法
続いて、リーダーとして「(3)メンバーが活躍する場を作る(=Action)」に取り組んでいきます。プレイヤーとして優秀で自律的に動ける人物でも、リーダーになった途端にメンバーの自立性を引き出すアクションがとれず、管理型やトップダウン型のマネジメントに陥ることがあります。これは自律的に動くことが必須であるベンチャー企業でさえ、見られる傾向です。リーダーとして「さあ、ついてこい!」だけではないActionとは、どのようなものでしょうか。ここでもポイントはReflectionです。
まずリーダーに取り組んでいただきたいのが「カルチャーづくり」です。成果を出せる“チームの空気”をつくるのです。つくりたいカルチャーを設定したら、まずリーダー自身が体現しましょう。この時、自分の行動一つ一つがカルチャーづくりに紐づいているのかを確認していくことが必要です。例えば、「仕事をやり切るカルチャーにしよう」と設定し、そこで自分の行動を観察します。