リーンスタートアップ手法を社会課題解決に適用した教育プログラム「Hack for X」とは
堤:Innovation Pipeline以外の新規事業開発にまつわるトピックスとして、ブランクさんは Hack for Xという教育プログラムを行っていますね。こちらはどういったものなのでしょうか。
ブランク:8年前に、これまでの大学のイノベーションに関する授業は間違っていると感じて、全く新しいリーンローンチパッドを活用した授業をスタンフォード大学で始めました。学生は教室を出て、週に10から15社と対話して、毎週最低でも一つのミニマムバイアブルプロダクト(MVP)を作るんです。最終的には学生たちは100社以上の顧客と話すことになります。これは全米で98の大学で教えられるプログラムになりました。5000人以上の学生に教えてきたんです。