短期的な成果が問われる現代の経営者に必要な“根源的な問い”とは
佐宗:共感しますね。私は、日本茶と海苔を中心商品とした老舗企業のリブランディング・プロジェクトを手掛けたことがあります。日本には数百年の歴史を持つ老舗企業が数多くありますが、こういった老舗企業の時間感覚はとても長いんです。急ぎすぎずに変化を起こしていくことが、文化を継承するためには必要だということをわかっているんですよね。そういう老舗企業の方が、なぜ日本茶が必要なのかといった“根源的な問い”を重ねていくことに効果があると思っています。