日本に秘められたAI活用のポテンシャルと、企業が採るべき改善策は?
AIは言うまでもなく、学習に使うデータや、適用すべき環境が大変重要です。現場でAIを“育てる”ことで、“使える”AIサービスとして完成させることができます。また、日本は現時点でもサービス・接客業など労働集約性の高い分野では有効求人倍率が2.5倍を超え、人間とAIの協働が不可欠な社会が世界に先駆けて到来しています。
今後、少子高齢化でこの労働力不足はさらに顕著になります。日本政府は、労働人口確保のために女性の社会進出や外国人労働者の受け入れを推進していますが、それらだけでは労働力不足を解消することは難しく、AIの活用は避けられません。「AIの普及によって人間の雇用が奪われるのではないか」といった諸外国で議論されているAI脅威論は、日本における労働力の面では問題にならないのです。