小売・流通業の課題は「個別ニーズへの寄り添うためのモデル不足」と「作り手と買い手の距離感」
続いて、三越伊勢丹の北川竜也氏が、自身の取り組みと小売・流通業界の課題を語った。
2013年に三越伊勢丹に入社した北川氏。それまでは大企業の支援業やEコマースのスタートアップの創業に関わっていた。現在、北川氏は、三越伊勢丹でデジタルを軸とした新規事業をを創出、推進する立場にある。三越伊勢丹では、百貨店というリアルの場におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進、リアルの場だけにこだわるのではないデジタルを軸とした新規事業の創出を両輪として取り組んでおり、北川氏は特に、新規のデジタル事業の創出を担っているという。