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ガートナー、9割のIT部門が経営トップからビジネス拡大に寄与していないとみられているとのサーベイ発表

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 ガートナー ジャパンは、IT部門が経営トップからビジネスの拡大にあまり寄与していないとみられている、とのサーベイ結果を発表した。

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 IT部門の多くは、一般的に社内でコスト・センターと見なされ、ビジネス価値を高める組織だとは認識されていない。ガートナーが2019年5月に日本のIT部門の部長職以上を対象に実施したサーベイにおいて、「ITリーダー自身は、経営トップがIT部門をどのように位置付けていると考えているか」と尋ねたところ、企業の経営トップの9割がIT部門をビジネスのバックアップ組織 (サポート役) であるとみており、ビジネスの拡大に不可欠な存在 (リード役) とはみていないことが判明した。

 一方で、少数ではあるものの、経営トップがIT部門をビジネス拡大に不可欠な組織 (リード役) とみている企業も存在した。

タイトル図1. 経営トップは自社のIT部門をどのように位置付けているか(出典:ガートナー 2019年10月)

 また、「ビジネスのサポート役である」と回答した企業の内訳を見ると、「なくてはならない重要な存在」と回答した割合が49%に上る一方で、「バックアップはするが、その貢献度は高いとは言えない」が19%、「コスト・センターと見なされ、コスト削減要求が多い」が22%に上っている。

 企業のCIOやIT部門が、構築する、あるいは構築したITの価値を表現するに当たって使用できるものとして、ガートナーは「IT投資のビジネス価値ツリー」というフレームワークを提示し、その使用法を解説してる (図2参照)。IT投資のビジネス価値ツリーは、複数ある経営目標に対し、ITがどのように貢献しているかを主要パフォーマンス指標 (KPI) を間に置いて可視化するツール。

タイトル図2. IT投資のビジネス価値ツリー(出典:ガートナー 2019年10月)

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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