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東大新入生の10%が起業を志望している時代にある、新規事業開発の“情熱”と“受難”とは?

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Deep Techなどへの長期投資、アーリー・シード期への投資

 最近では、インターネット領域での競争はGAFAなどの圧勝により一段落を迎えたと言われている。では、現在は何が“競争の主戦場”なのか。それは、ハードウェアとデジタルテクノロジーをかけ合わせたIoTなどであり、世界的にも覇権争いが繰り広げられている。

 そのような世界的潮流がある中で、各務氏は大企業に残る課題を語る。根深い課題(ディープイシュー)をテクノロジーで解決する活動を指す「Deep Tech」。日本の大企業、スタートアップ双方にとって、日本の強みが活かせる競争領域のひとつだ。ただ、Deep Tech領域でビジネス上の成果を出すには、インターネット領域のビジネスと比べても非常に長い時間を要する。このような“足の長いビジネス”への投資に対して、大企業に課題が多々あると語り次のようにも指摘した。

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