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Peatix、100人カイギで実践されてきた、継続する良質なコミュニティデザインと運営

 八丁堀会 会長でWASEDA NEO プロデューサーでもある高橋龍征氏がnoteで発表した「コミュニティ『4つの死因』」が話題となった。それをベースに、3月10日に「続くコミュニティ、終わるコミュニティ」と題したイベントが開催。
 今回は、高橋氏、Peatix Japan株式会社でコミュニティマネージャーを務める白勢竜彦氏、「100人カイギ」の発起人である一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事の高嶋大介氏が来場者たちの質問に答えつつディスカッションした様子をご紹介する。

[公開日]

[取材・構成] 梶川 元貴(Biz/Zine編集部)

[タグ] コミュニティ

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コミュニティをどのように運営し、活性化させるのか

コミュニティをどのように活性化させるのか、活発さをどう測るか教えてください。

白勢竜彦氏(Peatix Japan株式会社 コミュニティマネージャー、以下敬称略):何のために活性化させたいかによりますね。Peatixの場合、口コミやマインドシェアを獲得することが目的なので、仕事以外のプライベートな場所に介在することが大事だと考え、飲み会を開こうということになります。活性化するとマインドシェアがとれ、ロイヤルティが高まり、いい口コミに繋がっている。私たちがいないところでPeatixについて語られるようにコントロールすることが大切だと思います。

高橋龍征氏(八丁堀会 会長、WASEDA NEO プロデューサー、以下敬称略):アンケートの結果よりも主催者や参加者の雰囲気を重視しています。仕事でコミュニティ運営をしている方が上司によさを伝えるためには、その場に連れてくればいいのです。参加者が何かを得たという感動が空気感として出ている場であれば、それは伝わります。もう一つ指標があるとすると、来た人がまた来てくれるかどうか。参加者の満足度を一番表すのはリピート率です。時間とお金を使ってまた足を運んでくれるかどうかは重要な指標です。

コミュニティ運営において横の繋がりや共創をどのように広げていけばいいのでしょうか。

白勢:常連が空気を作ってくれるようにするのがいいと思います。そのためにはコミュニティのミッションを明確にしておく必要があります。そうすると常連たちが新しい参加者を巻き込むように動いてくれるようになります。運営側ではない人たちともミッションに基づく意識の共有ができているのが重要だと思います。

高嶋大介氏(一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事、以下敬称略):突然知らない人と仲良くしてくださいと言われても困りますよね。来てくれた人たちが仲良くなれる仕組みをプログラムに入れることも大切ですね。あとは運営を少人数で始めることで、強固な運営を築きやすくなると思います。運営の人数を多くすると運営側が崩壊することもあるので。

どのような人が運営に向いているのでしょうか。

高嶋:覚悟を持っている人ですね。一人になってもイベントを回すという覚悟があるか、ということです。少なくともリーダーはこの覚悟を持っていると思います。しかし、リーダーだけがそのマインドな運営では、リーダーに依存する傾向が出てしまい危険です。100人カイギは仕事ではないので、運営チームのメンバー全員がボランタリーでも責任が持てるかどうかが重要になっています。

高橋:細部を予想できるかどうかも大切ですね。たとえばコミュニティイベントを開催するときに、参加者が家を出て会場に行くまでに何が起きるかをイメージして案内ができるか、申込時の思考の流れ、どのような段取りで準備をするのか、細かいところまで気を配れることが求められます。

一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事 高嶋大介氏一般社団法人INTO THE FABRIC 代表理事 高嶋大介氏

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