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ボックスグローバル・ジャパン、5Gによるイノベーション促進に関する調査結果を発表

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 ボックスグローバル・ジャパンは、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 クロサカタツヤ特任准教授と共同で、主要企業120社に対して、5Gを活用した新規事業開発やビジネスモデルに関する動向調査を実施し、調査結果を発表した。IoT時代の本格到来を見据えた積極的かつ主体的な事業検討・開発に着手している「イノベーション重視型」企業は全体の1割を超える一方、規制や制度的課題を認識しており、5Gによるイノベーション促進に課題があることも見えてきた。

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 今回は、5Gによって生まれるイノベーションの一端を担う主要企業を対象に、以下の3点を調査することで、各企業の動向や認識を明らかにすることを狙ったという。

  1. 5G活用事業の開発意向
  2. 通信キャリアとの協業意向
  3. 各種規制への理解度

 調査の結果、5Gを積極的に活用し自社のサービスの高度化、高付加価値への強い意欲を示した「イノベーション重視型」の企業が全体の1割強、残りが既存の事業効率性や生産性向上を重視した意向を示した「競争重視型」となった。イノベーション重視型企業は自ら事業リスクを引き受けることを想定している一方、通信事業の制度が分かりにくく、5Gによるイノベーション振興に向けた施策に課題があることがわかった。

 このほか、イノベーション重視型、競争重視型いずれも5Gの活用には積極的な結果が出た。特に通信キャリアとのレベニューシェアやジョイントベンチャーへの取り組みに高い意欲があり、5Gの活用を契機にイノベーションが促進される可能性が示されたという。

 一方、「イノベーション重視型」企業群が実感している規制や制度的課題については、競争重視型企業の理解が進んでいるとは言えず、先行する企業が直面する課題が解決されないままだと、後続企業のイノベーションが停滞する可能性があるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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