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ブランド駆動型ビジネスの構築と実践

ブランドビジョンによる「タッチポイント設計」──企業と顧客の認識の“ズレ”を取り込む事業開発とは?

第4回

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「企業の意図する価値」と「顧客が認識する価値」との“ズレ”を活用する

 TO-BE型CJMが完成したら、タッチポイント設計の総仕上げとして、クラスタージャーニーマップと重ね合わせる。そうすると、クラスタージャーニーマップのタッチポイントには“収まりきらない”要素が出現する。この要素が、新たに「協業すべき業界・企業」や別の「有力なクラスター」の発見をもたらす。

 さらに、この要素を「ペルソナが目的に至るために必要不可欠なポイント」と認識するか、「ペルソナが目的に至る別ルートの一つ」として認識するかを吟味する。「必要不可欠なポイント」であれば、追加すべきタッチポイントとしてメインのカスタマージャーニーに位置づける。そして「別ルート」であれば、これを貴重な「ズレ」として扱い議論する。

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この記事の著者

岡村 忠征(オカムラ タダマサ)

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