クラウド、IoTの発展がコスト削減の大きなチャンスとなる
ジェームズ:両社ともコロナ以前に創業していますが、日本はいまコスト削減のチャンスなのでしょうか。
大平:私たちがやっている間接材の調達領域は、グローバルで見てもスタートアップが出てきて10年程度しか経っていません。クラウドやSaaSが普及している状態でなければ十分な支援ができないため、他の領域のサービスが広まった後に広まり始めるという特徴があります。クラウドが普及すると各種データと連携しやすくなりますし、そうなるとより多くの示唆が出せます。いわば、「クラウド化が進んだから、クラウド化が進む」という構造です。それが海外ではここ10年ですごく大きくなっていますが、日本ではfreeeさんやマネーフォワードさんが広まってくれたおかげで、やっとビジネスできるようになってきたというところでしょうか。