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実践企業に聞くサーキュラーエコノミー

シグマクシス田中氏に聞く、食ビジネスのリセットと再定義──コロナ禍でのパッケージとサプライチェーン

【Vol.1】ゲスト:株式会社シグマクシス 田中 宏隆氏

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 本連載は、循環型社会に向けたプロセスをデザインする株式会社fog代表の大山 貴子氏をホストに迎え、様々なゲストとともに、サステナブルな企業の事業戦略と組織づくりについて理解を深めていく連載である。
 今回のゲストは株式会社シグマクシスでスマートキッチン・サミットに携わる田中 宏隆氏、岡田 亜希子氏、福世 明子氏。新型コロナウイルスの感染拡大以前から始まっていた、食を取り巻く変化やテクノロジーと今後の展望を聞いた。

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産業の枠組みを超え機運の高まる「FoodTech」コミュニティ

大山 貴子氏(株式会社fog代表、以下敬称略):ESG投資、SDGs等、ビジネス環境の変化から、現在多くの企業がCSRではなくビジネス戦略としてサーキュラー・エコノミーへの取り組みを始めています。

 シグマクシスでは、「食&料理×サイエンス・テクノロジー」をテーマに新しい価値を創造するイベントであるスマートキッチン・サミット・ジャパンなど、様々な取り組みをされていますよね。

田中 宏隆氏(株式会社シグマクシス、以降敬称略):この5年ほど、世界中で「食×テクノロジー」をテーマに、フードイノベーション、FoodTech、フードサイエンスを取り上げたカンファレンスが盛り上がっています。また「CES」、「IFA」などの全般的なテック系カンファレンスに加え「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」においても、FoodTechに関連するセッションや展示が出てきています。さらに、美食の国イタリアでは食とテクノロジーを語る「Seeds&Chips」というフードイノベーションカンファレンスが行われるなど、従来の食品展示会とは異なる場が増えています。

 我々はスマートキッチン・サミット・ジャパンを2017年から始めたのですが、これは2015年から米国シアトルで開催されている、FoodTechに特化したグローバルカンファレンスの先駆けである「Smart Kitchen Summit(SKS)」の日本版です。SKSはキッチン家電のIoT化がきっかけとなり始まったのですが、我々は2016年に参加して話を聞いた際に、食のあり方を本質的に変える、食べ物自体をも変化させうる取り組みだと感じました。これを技術も豊かな食体験も持つ日本でやれば、何かが変わり大きな動きになるのではないかと思い、SKSの創設者であるマイケル・ウルフ氏に直談判して、日本での開催にこぎつけました。

大山:昨年のスマートキッチン・サミット・ジャパンも盛況でしたね。

田中:昨年は500名弱、200社近くが参加し、60名ほどのスピーカーが登壇してくださいました。食品・飲料メーカー、家電メーカー、食関連ベンチャー、食メディア・サービス、商社・流通・小売、住宅・インフラ・キッチン、外食、投資家・アクセラレーター等、様々な方々が集まって食の進化について語り合いました。

大山:昨年のスマートキッチン・サミット・ジャパンは、どのような特徴があったのでしょうか。

田中:多様な業界のインフルエンサーが登壇するようになってきたことです。例えば「Google Food Team」が登壇し、サーキュラー、リジェネレイティブな食の設計と、食の課題解決のための取り組みを発信しています。「WeWorkフードラボ」からは、食に関するあらゆることを改善・向上させるために、起業家、業界エキスパート、投資家のコミュニティを構築しているという発表もありました。

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食ビジネスを加速させる、重要な「2つのドライバー」

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この記事の著者

大山 貴子(オオヤマ タカコ)

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