SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

デジタル技術の活用による行動変容

デジタル技術の進化による最新の「行動変容」──新型コロナ対策で実践される“3つの介入”

第1回

  • Facebook
  • X
  • Pocket

中国の事例にみる、デジタル技術による介入の課題

 最後に、中国の事例とも比較した上で、社会の仕組みに起因する介入の違いの論点を紹介します。

 中国では、シンガポールと類似のアプリに、いくつか特徴的な機能が追加されたものが広まっています。まず、シンガポールのアプリでは追跡対象となっていない個人の位置情報が、接触情報とあわせて統合されています。これにより、誰とどこにいたかというプライバシー性の高い情報を、完全な形で可視化することができます。次に、過去の行動履歴や接触者等の情報をもとに、個人の新型コロナウイルス感染可能性が赤・黄・緑の信号色で表示されます。地下鉄に乗る時や店舗へ入る時に、これらの色の提示を求められ、緑でなければ拒否されるといった運用がなされています。氏名や国民IDとも紐づけられているといわれ、詳細な個人情報と関連づけた形で感染や行動の管理が行われています。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
デジタル技術の活用による行動変容連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

藤井 篤之(フジイ シゲユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

一宮 恵(イチミヤ メグミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング