味の素では、“料理の楽しさを誰かと分かち合うこと”を多くの人に体験してもらいたいという思いから、デジタル技術を活用して共食の機会を増やすためのサービスの開発に取り組んでおり、今回ベータ版を公開した「アラターブル」アプリはその第一弾となる。
本アプリは、料理を楽しむ人と人をつなぎ、料理を一緒に楽しむ・食べるためのきっかけ作りを応援するサービス。今回公開したベータ版では、投稿した料理を起点にオンラインで新たな料理やコミュニティとつながる体験が可能だとしている。
味の素の調査によると、緊急事態宣言に伴う外出自粛の影響もあり、初めて料理に取り組む生活者、家族と一緒に料理を楽しむ生活者が増えていることがわかっている(下図参照)。
「AJINOMOTO PARK」へのアクセス数(2020年4月1日~4月30日)
新たに料理にチャレンジする生活者が増加
野菜の切り方(薄切り、細切り)などの「料理の基本」ページへのアクセス数が、前年同期比187%
家族と一緒に手作り料理を楽しむ生活者が増加
タイトルに「手作り」と入っているレシピへのアクセス数が、前月比181%(現在は主に「おうちごはんを楽しもう♪」ページ内で展開)。中でも親子で楽しめる手作り餃子レシピへのアクセス数が急増(2020年3~4月は1~2月の2.7倍)
このように、食には栄養・簡便さといった機能的価値に加えて、つながり・共感といった情緒的価値が求められており、特に外出自粛影響下でオンラインでの“つながり”ニーズが増大している(味の素調べ)。味の素では、「アラターブル」アプリの公開によって、このニーズをサポートしたいと考えているという。
本アプリについては今後、ユーザーからのフィードバックにより改善を図るとともに、正式版ではオンライン・オフラインでの共食体験を提供していく予定。また、蓄積されたデータを活用してAIによる生活者の関心領域やインサイトの解析を行い、一人ひとりに関連度の高い料理やユーザーをリコメンドすることでコミュニティの形成をさらに支援したいと述べている。
味の素は、レシピサイト「AJINOMOTO PARK」でのおうちごはん応援など、食とアミノ酸のはたらきを通じた様々な活動・支援を行っており、今後もさらに拡充していく予定。“こころとからだの健康”と豊かな食生活の実現に向け、多様なライフスタイルやニーズに合った新たな価値を提案していきたいとしている。
「アラターブル」アプリ 概要
- キャッチフレーズ:料理と出会う。料理で出会う。
- 提供価値:料理を起点とした家族・人と人とのつながり、コミュニティ形成をサポート
- 価格:無料
- サービス提供地域:日本
- サービス提供形態:iOS向けアプリ(Android向けアプリは今後リリースを検討中)