今回搭載を発表したKDDIの「グローバル通信プラットフォーム」は、グローバル共通の車載通信機を搭載した車両の位置情報から、国・地域ごとに選定した通信事業者への自動的な接続・切り替えと通信状態の監視を統合的に行うもの。これにより、コネクティッドカーに必要な、高品質かつ安定した通信をグローバルで維持することが可能となる。
また、通信規格が異なる国・地域における通信回線の一元管理が可能になり、遠隔での回線制御や状態把握をシームレスかつ低コストで実現できるという。マツダは、「グローバル通信プラットフォーム」に対応した車両を、2020年秋以降、世界で順次販売開始するという。
今回の取り組みにあたり、マツダ 執行役員の木谷 昭博氏は「マツダは『人間中心』の開発哲学にもとづき、クルマを通じた体験や感動の共有によって人・社会をつなげ、いつまでも人間らしい心豊かな『生きる歓び』が実感できるコネクティビティ技術の開発に挑戦しています。今回のKDDIの『グローバル通信プラットフォーム』の活用を通じて、マツダは世界中のお客様に、高品質で安定したコネクティッドサービスを提供してまいります」と話した。