Google・Microsoftで学んだ「幸せなお金持ち」の条件
約30年の社会人経験の中で幸運にもGoogleとMicrosoftで働き、そして、「幸せなお金持ち」と呼べる人々にお会いしてきた。その方々から直接的・間接的に学んだことは、ビジネス・経済的観点だけではなく、人生において多面的に役立つものだ。ここでは、まず、Google・Microsoftのリーダーシップ研修やユダヤ人の友人などから学んできた「お金に対する意識」および「成功するビジネスリーダー」のマインドセットを、図で示しておきたい。
- 縦軸:Enlightenment(悟り・啓蒙)/上に行くほど「精神的成熟・洞察・俯瞰性」が高い。
- 横軸:Energy of Money(お金のエネルギー)/右に行くほど「お金を動かす力・資本の流れを扱う能力」が高い。
4象限の意味
- 右上:ビジネスリーダー・起業家/高い悟り×高いマネーエネルギー/Google/Microsoft のリーダー研修が目指す領域。Google創業者セルゲイ・ブリンやラリー・ペイジ、おそらく、晩年のビル・ゲイツもここに入る。
- 右下:独裁者・ワンマン/低い悟り×高いマネーエネルギー/権力と資本を扱えるが、精神性が未熟。ドナルド・トランプやイーロン・マスクが典型例。
- 左上:宗教家・超然人/高い悟り×低いマネーエネルギー/精神性は高いが、資本を動かす力は弱い。ダライ・ラマ14世、マザー・テレサなど。
- 左下:組織人・凡人/低い悟り×低いマネーエネルギー/最も一般的な「日常に埋没する人」。日本的サラリーマン。
困難を乗り越える「お金のエネルギー」の扱い方
成功するリーダーのマインドセットをひも解く前に、まずは「お金の本質」について、私が出会ったユダヤ人の友人からの教えを紹介したい。
ユダヤ人の友人から学んだ点は大きく、3つある。
- お金の本質は「愛情」である。「愛情」を育てて社会に循環させることが大事だ
- お金は本質的に「無限」にある。ゼロサムゲームから Win-Winの協調へ
- お金は「公利公欲」で増える。私利私欲から「公利公欲」へ
米国勤務時代に知り合ったユダヤ人が、お金とは「愛情」であると教えてくれた。最初は、私も違和感があった。また、彼は「お金は無限にある」と言った。「無いのは、自分の稼ぐ能力、そして、信用力なんだ」と。実際に、信用力が高い人には、銀行など金融機関が競ってお金を貸してくれるだろう。「ウチから借りて欲しい」と銀行から頭を下げてくるものだ。
そのユダヤ人は、お金に対する意識を変えて、その「愛」を知り育てていけば、人生のほとんどの困難を乗り越えることができる、と話した。お金のエネルギー(the energy of money)の扱い方を覚えるんだ、と。
たとえば、『The Energy of Money: A Spiritual Guide to Financial and Personal Fulfillment』という本があるのだが、ここに書かれていることと、ほぼ同じことを彼はいつも諭してくる。
Successful people know how energy works. They know how to focus the various kinds of energy—money, time, physical vitality, creativity, among others—to convert their ideas, dreams, and visions into reality.
出典:Maria Nemeth『The Energy of Money: A Spiritual Guide to Financial and Personal Fulfillment』
著者意訳:成功する人は、エネルギーの仕組みをよく理解しています。お金、時間、身体的な活力、そして創造力など、あらゆる種類のエネルギーを1つの点に集中させ、自分のアイデアや夢、ビジョンを現実の形に変える方法を知っているのです。
