ファイナンス思考で行う「外部からの資金調達」と「資金の創出」
企業が外部からの資金調達を行う方法には、デット・ファイナンス(銀行からの借入)とエクイティ・ファイナンス(株式を発行することによる資金確保)がある。それをどんなバランスと条件で調達するか。ファイナンスの機能の1つめの「外部からの資金調達」では、それが重要となる。
ここで考える必要があるのは、事業のリスクの高低によって期待される利回りが変わるため、資金調達にあたってのデット、エクイティの最適なミックスも変わるということだ。リスクの低い事業に対してはデット・ファイナンスを中心に、より低い資本コストで資金を調達し、リスクの高い事業に対してはエクイティ・ファイナンスのように、よりリスク許容度の高い資金を調達することが財務戦略の基本である。