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NTTデータ、専門組織「IOWN推進室」設置 2025年度までに関連技術者を500名規模へ増強を発表

 NTTデータは、2021年1月1日にIOWNに関する専門組織「IOWN推進室」を設置することを発表した。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] 事業開発 企業戦略 デジタルツイン Society 5.0

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 本推進室は、NTTが提唱するIOWN構想に基づき、要素技術の研究開発を推進するNTT研究所と、その研究成果をお客さまに展開・事業化するNTTデータ内をつなぐ役割を担うという。2021年当初は100人規模でスタートし、今後IOWNに関する研究成果の適用やユースケースの検討を行い、2025年には技術者500名体制によりIOWN構想の実現に貢献するとしている。

 「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想」とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想のこと。

 NTTが提唱するIOWN構想では、さまざまなシーンで誰もが高度なテクノロジーを享受できるスマートな社会を目指しており、2030年の実現に向けて研究開発を進めているのだという。構想の実現に向けては、研究開発だけでなく、技術を活用したビジネス創出・拡大が必要であり、適用先となる有力なターゲットを設定し、ユースケースの深掘と技術課題の洗い出しを行う取り組みを重ねる必要がある。さらにNTT研究所からNTTデータなどの事業会社に対し、段階的に提供される最新の研究成果を活用したPoC等による早期具現化(プレIOWN)も実現に向けた効果的なアプローチと捉えていると述べた。

新組織の概要

 「IOWN推進室」は要素技術の研究開発を推進するNTT研究所と、その研究成果を顧客に展開・事業化するNTTデータの各事業分野内をつなぐ組織であり、顧客や社会、NTT研究所に対してそれぞれ以下の役割を担うとしている。

顧客や社会に対して

 要素技術として提供される研究成果をNTTデータの顧客に広く展開するにあたって、不足している機能の開発、技術者の育成、顧客へのプリセールスを通して、IOWN技術適用の推進を行う。

 またNTTデータ社内関連部署との連絡会を設定し、具体的なターゲットごとに技術適用のロードマップを策定することで、研究成果適用に関する実行管理を行う。これまでNTTデータはヘルスケア領域や位置情報を活用したサービスなどを手がけており、特にデジタルツインコンピューティング技術を活用することで新しいサービス開発、提供が期待できるとしている。

NTT研究所に対して

 将来の社会課題や顧客ニーズに基づいた研究開発テーマ提供等を行い、NTT研究所の研究開発を支援する役割を担う。

今後について

 NTTデータではこれまでもスマートシティ、スマートモビリティ、スマートヘルスケアへの実現に向け、各方面との協業を実施してきた。今後はIOWNに関する研究成果をこれらの領域に適用し、Society 5.0での超スマート社会の実現に貢献していくと述べている。まずNTTデータでの事業と親和性の高いデジタルツインコンピューティング領域を中心とし、2021年度には100名規模の技術者を育成。その後、対象とするIOWNの技術領域をデジタルツインコンピューティング以外にも拡張しながら、2025年度にはIOWN関連技術者を500名規模に増強することで、NTTデータグループにおけるIOWN適用の推進を行うとしている。