今回提供を開始したIndustry 4.Now推進サービスは、インダストリー4.0化戦略によってめざすべき最終形のイメージに最短距離で近づくための計画を具体化し、実装し、活用しつづける道のりを、SAPジャパンが伴走して支援するもの。具体的には、以下の4つの段階に分けて、企業のインダストリー4.0化戦略の推進を支援していく。
1.アセスメント実施、内容確認、ビジョン明確化、改善機会の優先度設定
50項目のアセスメントシートによる調査を行い、顧客それぞれにおけるインダストリー4.0化における成熟度と改善機会を把握する「成熟度評価」を実施する。また、その評価に基づいて、改善機会をさらに深堀し、最初に着手すべきテーマを決定するなど、今後の方針や進め方を確認する。グローバルでは、この成熟度評価はセルフサービスとして提供されているが、日本では固有の市場環境を鑑みて、この評価の段階から、SAPジャパンが顧客とともに実施していくという。
2.ロードマップ定義、プロトタイプ計画・準備
改善テーマを実現するうえでの必要な構成要素を明らかにし、改善のロードマップを作成する。
3.プロトタイプ検証
改善テーマを実現するうえでの必要な構成要素について、迅速に実現性をプロトタイプ実証し、描いたロードマップの妥当性を確認する。
4.本格導入
ロードマップに基づき、必要な構成要素を順次実装していく。パートナー主体で導入を進める場合は、第3段階までにおける知識の移行を適切に行うなどして、最適な方法で導入を進められるよう支援する。