FRONTEOは、独自に開発した人工知能「KIBIT」を活用し、Eメールやチャットなどのテキストコミュニケーションに対応した監査システム「Communication Meter(商標出願中)」や、営業記録などの様々なテキストデータからリスクとチャンスを発見するビジネスデータ分析支援システム「Knowledge Probe」など、企業活動におけるリスク検知や業務効率化を支援する様々なソリューションを提供している。Guideline Viewerは、これらの技術を基盤に、製薬企業特有の諸規定やニーズに最適化したソフトウェア。
製薬企業においては、2019年より厚生労働省の定める「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」が適用され、医療用医薬品販売に用いる情報の適切性の確保、販売情報提供活動に関する評価や教育、監督部門の設置などが義務付けられた。モニタリングの対象は製品説明用パンフレットのほか、MR(医薬情報担当者)の業務記録やEメール、プレゼンテーションスライドなど多岐にわたり、それぞれに詳細な規定を設けてコンプライアンスの順守をはかっている。
Guideline Viewerは、AIが製薬企業の販売情報提供資材や業務記録などを解析し、ガイドラインに抵触する箇所がないかのチェックや、監督部門が特に確認すべき重要文書・箇所などの抽出を行うことにより、人による審査の基準・精度の差の抑制(審査の平準化)や審査業務の大幅な負担軽減を実現するとしている。