今回3社は、AIカメラを活用した体重・体格・肉質の計測および推定算出、飼育状況のデータ活用などのシステム化を通じて、従業員の計測作業省力化や熟練従業員のノウハウのデータ化・知見の継承、出荷量・質の安定化の実現に向けた実証実験を実施する。
この実証実験では、深度センサー付きAIカメラにより、最大50頭の肥育豚を同時に体重および体格による肉質を計測。あわせて、豚舎管理として温湿度・CO2濃度も計測するという。また、計測したデータは、クラウド上のサーバーにデータ蓄積し、飼育・出荷判断時に有効活用していく。そして、蓄積された計測データと飼育・出荷判断データの相関性を導くことで、熟練作業員のノウハウを見える化した知見の継承、適切な時期での出荷に役立てていくとしている。