EDGEMATRIXが進める、気軽に映像エッジAIを活用できる環境整備
──Edge AI BoxとEDGEMATRIX、EDGEMATRIXストアがあることで、利用者は様々な映像エッジAIを手軽に試せるようになるのですね。先ほどアプリを開発するパートナー企業があるというお話でしたが、EDGEMATRIXストアのアプリは全て、外部のパートナー企業が作っているのでしょうか。
松井:そうです。我々のストアの仕組みに賛同してくださった開発会社さんに、AIアプリを供給いただいています。ご利用いただく企業様のアプリ利用料金を弊社と按分する、持ちつ持たれつの関係でお仕事をしています。
──似た種類のアプリがいくつかあるようですが、どうやって自社にあったものを選べばいいのでしょうか。先ほど重留さんがおっしゃった侵入検知をマーケティング用途に使うといった応用など、アプリの名称からは思いつかないことも多そうです。
松井:今は用途によってどのアプリが適切かというご相談をいただくことがほとんどです。
ストアに掲載するアプリに関して、既存のアプリと似ているから出せないという制限は一切していません。後発の開発会社さんは、先行するアプリを確認することができますし、既に出している開発会社さんは、常に改善・機能追加をしています。これは、似た機能を持つアプリを提供する開発会社間の自由競争によって全体の質が向上していくという、スマートフォンのアプリストアと同じ構造です。
また、アプリの名称も開発会社さんに任せています。その結果どのように応用できるかわからないということも生じているため、弊社としても利用が想定できるシーンをイメージできるよう、仕組みを整えているところです。「こんなことがしたいのだが、AIを使ってできるのだろうか」というお悩みを持つ企業様は、まずはご相談いただければと思います。
EDGEMATRIXのプラットフォームも少し前にバージョンアップし、より高度なAIアプリも作れるようになりました。まずは、こういったプラットフォームで非常に簡単にAIアプリが利用できる仕組みがあるということを、ご興味のある企業様に知っていただきたいと思っています。
──映像エッジAIをどうやって活用していけばいいかがわからない企業も多い中、簡単に映像エッジAIの活用が開始できるのは魅力ですね。本日はありがとうございました。