この実証実験では、NEC独自のAIを活用して、岡山市内の訪問看護ステーション約20事業所に所属する訪問看護師を対象に、ケアマネジャー(約50名)が担当する、訪問ケア希望の要支援・要介護者とマッチングするシステムの検証を行う。具体的には、ケアマネジャーが登録した要支援・要介護者の情報と、訪問看護師が登録した情報をこのシステムで分析し、適切な訪問看護師の候補者一覧をケアマネジャーに提示する。
これにより、ケアマネジャーは事業所・訪問看護師選定などの業務を効率化することが可能となる。また、訪問看護ステーションもケアマネジャーへの営業や電話のやり取りが減り、要介護者のケアなど本来の業務に専念することが可能となり、地域の訪問看護資源を有効活用し人材不足の課題解決の一助になるとともに、要支援・要介護者の生活の質の向上に貢献するという。