この研究では、治療用インソールにNECの歩行分析センサを取り付け、患者の「歩容」を定量化して客観的評価を行う。センサは、歩行速度、歩幅、接地角度などを測定することが可能で、測定されたデータは自動的にスマートフォンを経由してクラウドに送信される。NECはこれまで蓄積したウェルネス・ソリューションのノウハウと、独自の「歩容推定モデル」を活用することで、センサが測定した歩行軌跡を基に「歩容」を推定し、溝口病院が治療用インソールによる「歩容」の変化を解析する。
NECは、IoTとその活用ノウハウの提供より、扁平足のインソール治療の効果について、医療・リハビリの現場で容易に利用可能な定量的評価方法の確立に貢献するとしている。