「STAION」は、業務の自動化・効率化や、生産性・安全性の向上、マーケティング、人流分析、見守り、防犯などの多様な用途を想定して、ソフトバンクが「Microsoft Azure」を基盤に独自に開発したプラットフォーム。AI映像解析機器を一括管理・運用することが可能で、「STAION」と連携するAI映像解析機器とネットワークカメラを接続させたり、「STAION」と連携するAIカメラを活用したりすることで、AIによるカメラ映像の解析結果を活用した各種サービスを、「STAION」を通して利用することができるという。
「STAION」の提供開始当初は、小売業界向けに、顧客の年齢や属性に応じてサイネージのコンテンツを自動で切り替えるサービスや、陳列棚の品切れを自動で検知してスタッフに通知するサービス、入店人数やレジの待機人数、精算にかかる時間などを分析して、将来のレジの待機人数を予測するサービスなどを提供する予定。また、医療施設や介護施設向けには、定期巡回業務の軽減などを目的に、施設利用者の転倒を検知して自動でスタッフに通知するサービスなどを提供する予定だという。工場や駅、空港などで活用できるサービスも順次追加するとしている。