外食産業において、人手不足、生産性改善は慢性的な経営課題であり、また食材余りによる廃棄ロスは環境負荷の観点から社会課題として顕在化している。味の素はこのような社会課題解決を共に目指すために、調理ロボット事業、業務自動化AIロボット事業を展開するTechMagic社と協業を開始。同社が持つ、AIと自動調理を用いた効率的な調理インフラのテクノロジーと、味の素の「おいしさ設計技術」を活用したソリューション、幅広いメニューに対応する調味料の提供を組み合わせることで、大量調理では難しい多様化する生活者のニーズに応えると同時に、食材を無駄なく効率的に活用することが可能になると述べている。
まず中華料理をはじめとした様々な炒めメニューが提供可能な調理ロボットの共同開発から取り組み、将来的にはAIを活用したパーソナライズ化により、調理ロボットが嗜好性と栄養面から一人ひとりに最適な食事の提供を可能にし、「誰にとってもおいしさと健康が両立した効率的な食のプラットフォーム」を構築することで、生活者のおいしさと健康に貢献するという。