東京ガスと三菱商事は、北米、豪州、中東、アジアなどLNG(液化天然ガス)輸出国における再生可能エネルギー由来のグリーン水素と、CO2から製造するメタン(以下、合成メタン)について、サプライチェーン構築に関する事業可能性調査を共同で開始することに合意した。
本調査では、東京ガスの水素・メタネーションに関する技術およびLNGバリューチェーンに関する知見と、三菱商事のエネルギービジネスでの知見をかけ合わせ、最適な設備構成、サプライチェーン構築を検討するとしている。
具体的には、北米、豪州などを中心に、再生可能エネルギーやCO2の調達、水素や合成メタンの製造、液化・輸送までのサプライチェーン全体の課題を洗い出し、適地選定および低コスト化調査を実施。将来的には、選定した適地における実証試験、日本へのカーボンニュートラルメタンの導入を視野に入れて取り組んでいくという。
両社は本取り組みを通じ、カーボンニュートラルメタンの導入拡大による、LNGや都市ガスにおける脱炭素化の早期実現を目指すとしている。