資生堂は、企業が事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す、国際的なイニシアティブ「RE100」に加盟した。
資生堂は脱炭素社会への移行に向けて、「2026年までにカーボンニュートラル」の実現を目標に掲げている。その達成に向けて、再生可能エネルギーの活用は不可欠と考えており、「RE100」へ加盟することで、事業活動で使用する電力の再生可能エネルギー化をさらに加速させるという。
資生堂は環境課題への対応として、「地球環境の負荷軽減」「サステナブルな製品の開発」「サステナブルで責任ある調達の推進」の3つの戦略アクションを定め、全バリューチェーンを通じて、さまざまなステークホルダーと共に、環境負荷の軽減とサステナブルな資源の利用に向けた取り組みを推進。
「地球環境の負荷軽減」において、すべての工場における生産工程を徹底的に見直し、高効率設備の導入によるエネルギー効率の向上や、再生可能エネルギー利用など、CO2(二酸化炭素)排出量削減の取り組みを行っているという。特に再生可能エネルギーに関しては、国内外での積極的な再生可能エネルギーへの切替えや、国内外の自社工場及び研究所の建物や敷地に太陽光発電設備の設置を促進。国内工場では、水力発電由来の再生可能エネルギーも積極的に利用している。