NTTドコモ(以下、ドコモ)は、「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得、また「医療機器製造業」を登録したことを発表した。これにより、ドコモは病気の予防、診断、治療、予後管理などを目的として使用される医療機器プログラム(医療サービス)を、自社で設計、開発、製造、および販売することが可能となる。
今回ドコモは、医療機器のクラス分類のうち、クラスII(管理医療機器)の医療機器プログラムの製造販売が可能になる「第二種医療機器製造販売業」の許可を取得した。これに伴い、今後は、健康管理サービスやオンライン診療システムの提供だけではなく、病気の予防、診断、治療、および予後管理を目的とするAI技術を活用した医療サービスも提供していくという。また、ヘルスケア領域からメディカル領域までスマートフォンの利用を軸にしたシームレスなサービス展開を行うことにより、ユーザーにこれまで以上に医療を活用してもらい、病気の早期発見や治療を行える機会を増やしていくとともに、医療機関などのパートナーと連携しながら、健康寿命の延伸や医療費の抑制などの社会課題の解決にも貢献していくとしている。