BIOTOPEは、Vision-Drivenの哲学と、そのアカデミアおよびビジネスの世界における実践について探求する場「VISION-DRIVEN SUMMIT #1── Vision-Drivenの哲学と技法」(以降、本イベント)を2022年3月26日に開催する。
本イベントは、これまでBIOTOPEがプロジェクトとして行ってきたVision-Drivenな考え方を世の中に広げ、理解を深め、実践者を増やすことを目的に開催するという。
今回はこの目的に共感・賛同する、MITメディアラボ副所長である石井裕氏とともにオンライントークセッションを開催。石井氏は自らが率いるTangible Media Group(TMG)で「タンジブル・ビッツ(Tangible Bits)」、そして「ラディカル・アトムズ(Radical Atoms)」というVisionを掲げ、Vision駆動形研究を最前線で行っている。今回は、「タンジブル・ビッツ(Tangible Bits)」から「ラディカル・アトムズ(Radical Atoms)」へ移行した軌跡をはじめ、石井氏にとってのVision-Drivenな考え方とはどのようなものかについて講演で解説される予定だという。
登壇者:MITメディアラボ 副所長 石井裕氏
マサチューセッツ工科大学教授、メディアラボ副所長。日本電信電話公社(現NTT)、NTTヒューマンインタフェース研究所を経て、1995年、MIT(マサチューセッツ工科大学)準教授に就任。1995年10月MITメディアラボにおいてタンジブルメディアグループを創設。Tangible Bits (タンジブル・ビッツ)の研究が評価され、2001年に MIT よりテニュア(終身在職権)を授与される。国際学会 ACM SIGCHI(コンピュータ・ヒューマン・インタラクション)における長年にわたる功績と研究の世界的な影響力が評価され、2006 年に CHIアカデミーを受賞、2019 年には、SIGCHI Lifetime Research Award(生涯研究賞)を受賞。
登壇者:BIOTOPE CEO / Chief Strategic Designer 佐宗邦威氏
東京大学法学部卒。イリノイ工科大学デザイン学科(Master of Design Methods)修士課程修了。P&Gにて、ファブリーズ、レノアなどのヒット商品のマーケティングを手がけたのち、ジレットのブランドマネージャーを務めた。ヒューマンバリュー社を経て、ソニークリエイティブセンター全社の新規事業創出プログラム(Sony Seed Acceleration Program)の立ち上げなどに携わったのち、独立。B to C消費財のブランドデザインや、ハイテクR&Dのコンセプトデザインやサービスデザインプロジェクトを得意としている。大学院大学至善館特任准教授・多摩美術大学特任准教授。著書に『直感と論理をつなぐ思考法』『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』『ひとりの妄想で未来は変わる VISION DRIVEN INNOVATION』。
イベント概要
- 日時:2022年3月26日(土)09:00~12:00
- ツール: Zoom(ウェビナー形式)
- イベント詳細・申込:「詳細」
- 参加費:一般(当日):3000円/大学生以下:無料
プログラム内容
Keynote Speech1:Vision-Driven Researchとその実践 石井裕氏
- Vision-Drivenの考え方とその歴史
- いかにVisionを進化させ続けられるか
- これまで創ってきたVisionとその変遷
Keynote Speech2:Visionを構想する技法 佐宗邦威氏
- なぜ、21世紀のビジネスにはVisionが必要なのか
- Visionを構想する思考法─妄想・知覚・組替・表現
Cross Talk:Visionを作る「山」の登り方 石井裕×佐宗邦威
- Visionの意義は歴史的にどう変化してきたか
- Visionをどのように結晶化すれば良いのか
- 良いVisionとは何か、そのためには何が必要なのか
こんな人におすすめ
- ビジョン・ドリブンによる革新的創造に興味がある人
- テクノロジーを活用したイノベーションを起こしたいエンジニア・研究者
- 自分の会社のビジョンを進化させたい経営者、ビジネスパーソン
- 新しいコンセプトの事業・サービス開発をしたい新規事業開発者