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Insight Tech、生活者の「不満ビッグデータ」を事業開発やCX向上に活用できるSaaSを提供

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 Insight Techは、不満買取センターが独自に収集・蓄積する3,000万件超の「不満ビッグデータ」を検索し、任意の軸で解析できるSaaS「不満ファインダー」の提供を開始する。

 同サービスは、生活者の不満を「イノベーションの種」と捉え、「既存商品・サービスの改善・見直し」や「新規事業の提供価値の探索」「上市後の観察・競合比較」など、商品・サービスの企画・検証における打ち手の精度を高め、企画のスピード高速化に寄与すると、同社は述べている。

 なお、すでに味の素にファーストユーザーとして提供を開始しており、今後、より多くの企業が活用できるよう、新プロダクトとしてリリースするのだという。

提供できる3つの価値

売上向上:「既存商品・サービスをどう改善しようか?」の答えを発見

 既存商品・サービスへの不満や、カテゴリー全体への不満を具体的に理解できる。そのため、売上向上につなげる改善のヒントを導き出すとしている。

企画力強化:「新規事業・新商品開発って言われても何をすれば」の答えを発見

 日常シーンで生活者が感じる不満から、「満たされない気持ち」を定量化。ここから、新規事業・新商品開発につながる企画を導き出せるという。

打ち手の高速化:「競合と比べて新商品への声はどう?」の答えを発見

 最新の不満データを確認し、競合商品との比較が可能。打ち手の高速化につなげられるとしている。

4つの特徴

カテゴリー(担当業界)でのトレンドワードが分かる

 対象カテゴリーに投稿された不満のトレンドワードや、同時に出現するワードを日次で確認し、生活者の不満トレンドや市場での反応をキャッチアップできる。

様々な切り口から時系列でみた変化の兆しをつかむ

 対象データセットの不満投稿推移を、任意の時間軸および集計軸で確認。原文参照も可能で、生活者の「不満」の変化の兆しを知ることができ、施策のPDCAツールとしても活用できる。

テキストの内容から生活者のホンネを炙り出す

 不満として記されたテキストの内容を、独自開発の文章解析AI「アイタス」で解析。「何に対して」「どのような意見が言われているのか」を自動集計する。これにより、属性別にどんな気持ち・ホンネなのかを炙り出し、課題・機会を探索するという。

離反につながるクリティカルな不満を定量的につかむ

 対象データセットの不満において、任意の2つの集計軸での集計結果を確認できる。また、不満投稿に含まれる属性情報に加え、カスタム辞書による独自の切り口でデータを解析することも可能となっている。

 同社は不満ファインダーを、以下のようなミッション・課題を持つ組織に推奨している。

  • 既存商品・サービスの改善や見直しを定期的に行っているチーム・組織
  • ユーザーの声の裏側にある本質的な課題を捉え、顧客満足度の向上を推進するチーム・組織
  • 新規事業や新商品の開発にあたり、新たなコンセプトの立案を担っているチーム・組織
  • 市場での自社のポジションを踏まえた、中期戦略の策定を担っているチーム・組織

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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