リモートワークで浮いた予算を対面コミュニケーションに投入する
宮田氏は元々リモートワーク反対派だったが、いまは経営者として、リモートワークの恩恵を実感しているという。
「社員がどんどん増えているので、リモートワークでなければ、またオフィス移転しなければならなかった。リモートワークがあったおかげで、移転費用を抑えることができました」(宮田氏)
リモートワークを推進する際によく挙がるのが、対面でのコミュニケーション量が減ってしまうことを懸念する声だが、SmartHR社の場合は、地方からリモートワークで働く社員が、たとえば懇親会や歓迎会のためだけに東京オフィスへ出社することも奨励し、補助しているという。これは、リモートワークで浮いたオフィス移転費用が、対面でのコミュニケーションに投入されていると捉えることもできるだろう。