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ミズノ、システムインテグレータ社のアイデア発想プラットフォーム「IDEA GARDEN」を導入

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 システムインテグレータは、ミズノがアイデア発想プラットフォーム「IDEA GARDEN」を導入したことを発表した。

 総合スポーツ品を展開するミズノは、スポーツ用品だけでなくスポーツの価値を活用した商品やサービスを開発・提供している。同社は3年前に社長主催で始めた社内アイデアソンを完全オンラインで開催するにあたり、従来の運営では出したきり行き場がなくなっていた社員のアイデアを「財産化」するためのプラットフォームとして、IDEA GARDENを導入。

IDEA GARDENとは

 IDEA GARDENは、社員一人ひとりが新事業創出や新製品企画などのアイデアを発想し、そのアイデアを社内で共有・蓄積・育成・管理できるアイデア創出プラットフォーム。「社員のアイデアが出てこない」「社員からの斬新なアイデアがない」といった課題を解決するために、これまでシステムインテグレータでさまざまな新事業や新製品を生み出してみた知見・手法を活かし、クラウドサービス型の専用ツールとして提供している。

導入の背景

 オフラインで実施する場合と違って、オンラインのアイデアソンではテキストベースのコミュニケーションが中心になる。IDEA GARDEN導入前にオンラインで実施したアイデアソンでは、ホワイトボードツールでアイデア出しとコメント送信、チャットツールで結果共有、といった運用をしていた。

 そのため、運営側は準備としてホワイトボードツール上でもフレームワークを使って強制発想的にアイデアを生み出しやすくなるようワークシートを作成。当日は司会進行の代わりにチャットで「今からコメントしてください」「ここから先はこのチームへのコメントです」といったアナウンスや、付箋で送られたコメントを転記・発信しており、非常に手間がかかる点が課題となっていたという。

 このアイデアソンを開催する本来の目的は、社員から出たアイデアを蓄積・管理し、企画・事業化を実現すること。しかし、このような運営では各回のアイデアソンで生まれたアイデアが散在してしまい、アイデアやコメントを振り返ることが難しい状態だったという。良いアイデアが生まれても社員同士のコラボレーションや企画化につなげられず、その場限りのイベントとなっていた点も課題に。

 そこで、オンラインでアイデアソンを実施できるだけでなく、アイデアを蓄積しながら体系的に管理でき、社内コミュニケーションの活性化を図れるツールとしてIDEA GARDENの導入を決定した。

導入効果

 IDEA GARDENを使ったアイデアソンでは主に4つの効果が得られたという。

  1. アイデアソン運営担当の負担を大幅に削減
  2. 社員のアイデアソンへの参加意欲が向上
  3. 多角的な視点からのフィードバックでコミュニケーションを活性化
  4. アイデアの可視化と蓄積・管理によるアイデアの「財産化」

 以前の運営で発生していたワークシート作成やアナウンスなどの手間がなくなり、運営の効率が向上したことが1つ目の効果だとした。IDEA GARDENにはアイデア投稿のテンプレートがあり、任意の入力項目を作成することも可能に。また、コメントや「いいね」がつくとアイデアの一覧画面「Garden Board」でその数が表示されるためアイデアの注目度が可視化される。これにより運営の負担が大幅に削減。

 さらに、登録されたアイデアには誰もが自由にコメントや「いいね」を送ることができるため、社歴を問わず幅広い層の社員から多様なフィードバックが集まりコミュニケーションが活性化。アイデアを投稿した社員も、自分のアイデアを応援するコメントをもらう体験をしたことで積極的にインキュベーションのフェーズに進めるようになったという。

 アイデアソンで出たアイデアはフィードバックが紐づいた状態でIDEA GARDEN上に蓄積されるため、アイデアが生まれたきっかけや背景を、後からでも理解しやすい形で管理が可能。これらの点から、ミズノでは今後も社員のアイデアソンへの参加意欲を向上させるとともに、単なるアイデアソンのツールではなくアイデアの「財産化」を実現するプラットフォームとして、IDEA GARDENの活用が広がることが期待しているという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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