川崎汽船は、船舶DX戦略の深度化を見据え、同社グループ船舶管理会社が管理する船舶の通信セキュリティ強化策として、サイバーリーズン・ジャパンが提供するAIを活用したサイバー攻撃対策プラットフォーム「Cybereason」およびセキュリティ監視サービス「Cybereason MDR(Managed Detection & Response)サービス」を導入した。
これまで、船舶において主なセキュリティ対策であったアンチウイルスや、ファイアウォールなどの従来型セキュリティソリューションでは、昨今の高度化したサイバー攻撃を防ぐことは困難となっている。
そこで、あらゆるタイプのマルウェアに対応できるアンチウイルス「NGAV(Next Generation Anti-Virus)」と、従来型セキュリティソリューションをすり抜けた攻撃を検知・対応できる「EDR(Endpoint Detection & Response)」を含むサイバー攻撃対策プラットフォーム 「Cybereason」を導入。また、サイバーセキュリティの専門家が24時間365日体制で監視する「Cybereason MDR」サービスと連携することで、脅威侵入前後における船舶のセキュリティ耐性の強化を行うという。
川崎汽船は、同取り組みを通じてサイバーリスクへの対応を強化し、海上輸送の安全と最適化を目指すとしている。