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「グラフィックレコーディング」入門

会議を変える議事録「グラフィックレコーディング」って何?

第1回

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会議を停滞させる“記録ロス”

 毎日のように行われる会議。その会議が不毛に終わってしまうことは無いだろうか?
 例えば、

  • 時間ばかりかかるが、結論がでない
  • 同じ議論が何度も繰り返されて、建設的な話し合いができない
  • 話し合った内容が次のアクションに結びつかない

 このような課題の多くは、実は「会議の記録」に起因するところが大きい。

  • そもそも、会議の記録がとれていない
  • 参加者が同じ記録を共有できていない
  • 大事な情報がわかるように記録できていない

 こういった、“記録ロス”の状態では、どんなに素晴らしい会議を行っても、創造的な活動を行うことは難しいだろう。

タイトル

記録の役割にも変化が!

 それでは、どのような記録があれば創造的な会議に役立つのだろうか?
 例えば、次のアクションを見つけることが目的の「アイデア発想会議」の場合。話し合いの経緯や、アイデアのビジョンイメージの記録があるかどうかで、参加者の結論への理解度、思い入れの度合いが大きく異なってくる。

  • その検討の経緯の中で、どんな分岐点があったのか?
  • ヒラメキの背景には何があったのか?
  • どんなに熱い場だったのか?
  • 何が大事なポイントだったのか?

 このような記録がとれていれば、創出されたアイデアは力強く展開されるだろうし、また、失敗した時にどこまで戻って再スタートすれば良いのかが、判断しやすくなる。

 創造的な話し合いの場で、次のアクションを生み出すためには、エビデンスとしての議事録にはない、エモーショナルで、ナラティブ(叙述的)な記録が必要なのだ。

タイトル

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この記事の著者

三澤 直加(ミサワ ナオカ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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