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富士通Japanと昭和大学、電子カルテのデータから疾病を予測する診療支援AI技術の開発に向け共同研究

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 富士通Japanと昭和大学は、医師の診断支援による医療水準の均てん化や診療業務の効率化を目指し、昭和大学横浜市北部病院の臨床現場において、電子カルテシステムに入力された診療データから即時に疾病を予測し、治療方針の候補などを医師に提案する診療支援AI技術の開発に向けた共同研究を9月より開始する。

診療支援AI技術の活用イメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
診療支援AI技術の活用イメージ
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 同共同研究では、医療分野のDXを通じた患者サービスにおける質の向上を目指し、主訴や患者所見などの電子カルテシステムに記載されたテキストデータと、病院に蓄積された過去の診療データから総合的にデータの関連性、類似性を数値化。疾患分類を評価する新たな診療支援AI技術を研究開発するという。

 これにより迅速な鑑別診断を可能とし、診療業務の効率化を実現。また、昭和大学の倫理審査で承諾を得た昭和大学横浜市北部病院が保有する匿名化された診療データを用いて、開発したAI技術の有効性の検証と評価を行い、同病院での本運用に加え、他の昭和大学附属病院に向けたサービス提供や研修医向け教育コンテンツへの展開など、昭和大学病院グループの診療全体への寄与を目指すとしている。

 なお、研究期間は、2022年9月から2023年3月まで。昭和大学は、富士通Japanとともに、同共同研究で開発するAI技術を2022年度中に臨床現場に適用し、有効性の検証を進め、継続して患者本位の医療や高度な医療の推進、医療人の育成を目指すという。

 富士通Japanは、2022年度中にAI技術を開発し、昭和大学における診療業務の効率化を支援するとともに、全国の医療現場での適用を推進していく予定だとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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