丸紅、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下、JOGMEC)、北陸電力、関西電力、東北電力、北海道電力、Woodside Energy(以下、Woodside)は、豪州から日本への低炭素燃料アンモニアサプライチェーン構築に関する事業化調査(第2フェーズ)を共同で実施することに合意し、共同研究契約を締結した。
JOGMEC、丸紅、北陸電力、関西電力およびWoodsideの5者は、2021年度に、天然ガス由来のアンモニア製造の過程で排出されるCO2にCCS・CCUや植林などのCO2排出削減対策を組み合わせた低炭素燃料アンモニアについて、豪州での生産、日本への海上輸送、発電用・船舶用燃料用途としての利活用およびファイナンスの検討などを含めたサプライチェーン全体の事業化調査を実施。サプライチェーン構築に向けた課題を整理するとともに、経済性およびCO2排出削減効果の観点から実現可能性が確認された。
今回実施する同プロジェクトにおいては、新たに東北電力および、北海道電力を加えた7者にて、2021年度実施した事業化調査の結果を踏まえつつ、低炭素燃料アンモニアサプライチェーン構築の蓋然性を高めるべく、詳細な事業化調査を実施するという。
7者は今後、各々が有する技術、知見を活用することで、豪州と日本の間における低炭素燃料アンモニアサプライチェーンの構築に努め、日豪両国の脱炭素化に向けた取り組みを推進するとしている。