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「脱ハンコ」によって普及が進む電子契約サービス──圧倒的認知度の4サービスをユーザーレビューで紹介

第4回:テーマ「電子契約」

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 リモートワーク急増を期に「脱ハンコ」は大きなトレンドになりました。契約書など対外的な文書の真正性を第三者が保証する「電子契約サービス」もこの数年で採用ケースが飛躍的に拡大しています。  今回は、ITreviewに寄せられた製品レビューから、ユーザー視点で見た電子契約サービスの選び方のポイントを探ります。

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電子契約サービスは4製品が圧倒的な認知度

 はじめに、「ITreview」が対象製品を認知度と満足度の2軸でマッピングしている「ITreview Grid」で、各電子契約サービスのポジションを見てみましょう。

 図1に見るように、右上のLeaderエリアでは認知度の高い4製品が目立っています。レビューの多い順に、クラウドサイン、電子印鑑GMOサイン(以下、GMOサイン)、Adobe Acrobat Sign、ドキュサインと続きます。この4サービスについて、レビュー結果を見ながら特徴を紹介していきます。

図1 電子契約サービスを認知度と満足度の2軸での評価(2022年10月11日のITreview Grid)
図1:電子契約サービスを認知度と満足度の2軸での評価(2022年10月11日のITreview Grid)

国内の認知が最も高いクラウドサイン

 クラウドサインはITreviewで最もレビューの多い製品です。弁護士ドットコムが運営しており、ベンダーが関連法規に精通していることから、法務担当者が抱く法的有効性に関する疑問にも即座に答えてもらうことが期待できます。また、日本語の資料・マニュアルなども海外サービスに比べて充実しているのも特徴です。

国内シェアの高さで相手先の同意が得やすい

 国内シェアの高さから、取引先との電子契約への切り替え交渉などがスムーズに進みやすいことが大きな利点です。たとえば次のようなレビューが寄せられています。なお、レビュー抽出引用部は基本的に原文のまま、一部誤字を訂正しています。

国内最大手であることで、契約相手先に対して、電子契約サービスの内容を説明することが不要になる点が最大のメリットです。電子契約サービスを利用するにあたって、様々な障害がありますが、その最たるものが、相手先への説明です。相手先の理解が容易に得られなければ、利用する意味がなく、これが事業部にとっても最大の負担(ある程度説明すればわかるというレベルでは、足りず、容易に理解で即決できるレベルでないと意味がありません)といえ、この点の負荷が小さいというのは、素晴らしいメリットです。

クラウドサインへのレビュー(投稿日:2021年06月14日)

スモールスタート可能な料金プラン

 また電子契約サービスには他システムとの連携や認証機能の高度化、複数部署の管理機能、監査ログ機能など、様々な機能が用意されており、プランにより追加可能になっています。

  • とにかくシンプル 無駄な機能がなく、締結機能にフォーカスされている
  • アカウント作成が無制限 他サービスと比較したときに、ユーザーアカウントの作成無制限も決め手になった
  • 安いプランが用意されている
  • スモールスタートで運用を開始できるのも良い

クラウドサインへのレビュー(投稿日:2022年07月11日)

海外を含めた認知度に課題

 国内では認知度が高いとはいえ、グローバルでの認知度・知名度はグローバルメジャーなサービスとの間にまだ開きがあります。その点では次のようなコメントもあります。

ドキュサインと比較すると利用者数がまだ少なく感じる。取引先からの問い合わせもクラウドサインの方が多いので、もう少し知名度や利用者数が高まるとよりスムーズに利用できるようになると感じる。

クラウドサインへのレビュー(投稿日:2022年07月02日)

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この記事の著者

日下 諒子(ヒノシタ リョウコ)

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