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三菱マテリアルら3社、リチウムイオン電池リサイクル技術を共同開発 レアメタル回収・精製の事業化めざす

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 三菱マテリアル、エンビプロ・ホールディングス、VOLTAは、事業化を前提とした、リチウムイオン電池(以下、LIB)のリサイクル工程で製造されるブラックマスに含まれるリチウム、コバルト、ニッケルを回収・精製する湿式製錬技術の開発に着手した。

 レアメタルを含有するLIBは、スマートフォンなどのモバイル機器や家電製品に広く利用されている。また、ハイブリッドを含む自動車のEV化により、今後もLIBの需要は拡大していく見込みだという。

 一方で、主要なLIB材料であるリチウム、コバルト、ニッケルなどのレアメタルは近い将来の供給不足が懸念され、地下資源の開発に加え、材料のリサイクルや代替材料の開発などの対策が、産業界全体における成長戦略の課題だとしている。

 そこで3社は、相互に培ってきたノウハウと湿式製錬技術を融合することで開発を加速し、ブラックマスを原料としたレアメタルの回収・精製の事業化に向けた技術開発に取り組む。これらレアメタルを高効率で回収するリサイクル技術の確立により、LIBの処理からリチウムイオン電池材料の安定供給まで一貫したリサイクルシステムの構築に貢献するという。

LIBリサイクルフローと共同開発領域<br/>[画像クリックで拡大表示]
LIBリサイクルフローと共同開発領域
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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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