Domo流「結果の出せるミーティング」の仕組みづくり

Domo スティーブ・ウェレン氏 インタビュー

ビジネス管理プラットフォーム「Domo」は、データを中心にしたミーティングを可能にするツールだ。同社のCOOである、スティーブ・ウェレン氏に話を聞いた。

[公開日]

[著] 京部康男 (Biz/Zine編集部)

[タグ] データ・アナリティクス ワークスタイルIT データテクノロジー テクノロジー

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競争力を高めるための変革ツール

――Domoの製品コンセプトについて、お聞かせください。

われわれが提供している製品「Domo」はビジネス管理プラットフォームといって、データに基づく意思決定や、コミュニケーションによって、ビジネスの改善をおこなうためのものです。

データ分析というと、ビジネスインテリジェンス(以下BI)というソリューションがありますが、これまでのBIは、社内にあるデータの分析と可視化は可能でしたが、あくまで「データにはじまりデータに終わる」というものでした。 問題なのは、データの分析そのものではなく、データによっておこなわれる意思決定や改善なのです。IT部門が、経営層のために、データを事前準備し経営層がそのレポートを見るという従来のプロセスでは、今日のビジネスのスピードについていけない。さらに悪いことに、データを最も必要とする現場のビジネスユーザーから、データを遠ざけてしまっていました。分析されたデータは、経営層のものとして考えられていたからです。

われわれの提供する製品「Domo」は、常にアップデートされたデータを、最前線のビジネスユーザー自身が共有し、コラボレーションすることで、リアルタイムに判断をおこなっていく、そのためのプラットフォームとして作られたものです。

Bohmeがおこなった店長間コミュニケーション

――導入が企業変革につながった例についてお聞かせください。

ファッション業界において、競争力を高めた例として、Bohmeという米国のファストファッションのアパレル企業があります。Bohmeでは、店長向けのリアルタイムの製品や顧客の動向を分析するダッシュボードをつくりました。これによって店長同士が、データを中心にしたやりとりを行い、売上を15%も向上させました。

ファストファッションの世界では、30日間で、製造から物流、販売がおこなわれます。そこで、リアルタイムデータにアクセスできることでプロセス全体に関わる意思決定をわかりやすく正確に行うことができるようになり、業績を飛躍的に向上できたというわけです。

――実際には、Domo上でどのようなやりとりがおこなわれたのでしょうか?

ある店長が、自身の店舗で売上を向上させたデータと、そのノウハウをDomo上で公開することで、他の店長やメンバーとの共有が生まれるとともに、健全な競争が生じていったのです。最初は、CEOのヴィヴィアン・ボーム氏自身が、店長への報告をDomoでおこなうことを義務づけたのですが、自然に店長間のコミュニケーションが生まれていきました。

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