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Zero to IPO 

二種の起業家とスタートアップへの人材流入から考える、「コーポレートバリュー」と「人材流動性」とは?

『Zero to IPO』出版記念対談Vol.1【琴坂将広✕朝倉祐介】前編

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コーポレートバリューが重要な時代

琴坂:最近、『コーポレートバリュー・アラインメント:企業に根源的価値観を実装する方法』という論文を共同寄稿しました(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー・2023年4月号[3])。その論文では企業の根源的な価値を「コーポレートバリュー」と名付け、この2つの要素として「企業が最終的に目指す地点」と「企業および企業の構成員の心構え」を挙げています。

コーポレートバリュ
図版出典:ダイヤモンド社『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2023年 4月号 特集「『価値観』の力」』(琴坂将広、ジョナサン・トレバー『コーポレートバリュー・アラインメント:企業に根源的価値観を実装する方法』P53)
クリックすると拡大します

 企業は「価値観を共有する人間たちが、その実現のために活動する組織」です。しかし、組織と個人の根源的価値観はあるときに同じだったとしても、次第にずれていくことがあります。日本の現状の歪みというのは、企業の根源的価値観と自分のそれがずれていても、自分の人生を見つめ直さないところにあります。これはもったいない。どんな人であっても、ライフステージやその時々の出会いや学びによって、自分が成し遂げたいことが変わってしかるべきです。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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