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Zero to IPO 

二種の起業家とスタートアップへの人材流入から考える、「コーポレートバリュー」と「人材流動性」とは?

『Zero to IPO』出版記念対談Vol.1【琴坂将広✕朝倉祐介】前編

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違和感を持ちながら雇われつづけることは大きなリスク

朝倉:最近、「企業の存在目的=パーパス」を重視した経営が語られることが増えました。パーパスは琴坂さんの論文にあるコーポレートバリューの一部に含まれますが、スタートアップにはお金も事業もないけれど、ビジョンだけはあり、そこに人が集まってきます。むしろコーポレートバリューを再考すべきなのは、大企業なのかもしれませんね。

琴坂:大企業がコーポレートバリューを見直す機運はあります。「パーパス経営」を掲げるならば、自社のパーパスに合意できない人は一緒にいるのはやめよう、というところまで突き詰めるべきです。つまり、コーポレートバリューに共感した人を中心に組織し、ビジョンを成し遂げよう、と宣言する。所属している企業とは異なる価値観を持つ人は、これを好機と捉え、より自分に合った企業を探す。そういう動きが加速することを願っています。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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