リサーチとは「人が人のために渡す希望のバトン」であり、「人間らしさの解放」でもある
こうして集めた声をどうやって事業に生かすか。「実査(現地での情報収集)から次のアクション決めまでを5日間でやりきる」スピードが大事になる一方で、分析は包括的に行う必要もある。
1つのプロダクトに対しても、医師、患者さん、医療関係者……など多様な視点から見ていく。起点はあくまで強い思いを持った起案者。だが、「つくる」プロセスをひらき、多様なパートナーと一緒に考える。講演タイトルの「インクルーシブ」はそれありきでスタートしたわけではない。真摯に向き合っていたら「結果として」そうなったのだと和田氏は言う。