東芝デジタルソリューションズは、気象レーダから受信した観測データを高精度かつリアルタイムで解析する「気象データサービス」の提供を開始した。
第1弾として、局地的大雨を高精度に予測する「降雨予測サービス」の提供を開始。気象レーダの観測データを、VILナウキャストをベースとした東芝独自の解析手法によってリアルタイムで解析し、30分先の局地的大雨の兆候や雨量を高精度に予測するもので、社会インフラを支える民間事業者や、自治体へ提供することにより、防災・減災に貢献することを目指す。
なお、このサービスは、東芝グループがDXを推進し、既存事業のCPS化と新たなCPS事業の創出を目指す取り組みである「みんなのDX」にて提案されたビジネスアイデアから生まれたサービスだという。
「降雨予測サービス」の特長
東芝デジタルソリューションズは、今回提供を開始する「降雨予測サービス」のほか、今後、雨・雪・あられ・雹などをリアルタイムで判別する「粒子判別サービス」や、近辺の風の強さを広範囲で検知する「突風探知サービス」についても順次リリースし、「気象データサービス」のラインアップを強化していく予定だとしている。
- 突然発生する局地的大雨を事前に予測:雨雲の成長過程を詳細にリアルタイムで解析するため、30分先までの突然の豪雨を予測することができる
- 対象データエリアは日本全国:日本全国を250m四方ごとに分割し、細かなエリアを予測する