知財戦略に多様な視点をもたらす「くるま座」での議論
日東電工の知財活動は、現在も進化しつつあるという。かつては、知財の発明者と実務担当者だけで事業への活用方法や戦略を検討していたが、現在は知財・経営・事業の複数関係者、時には社長やCDOなどの経営陣も参画し、フラットな「くるま座」で協議・検討が行われている。
事業戦略について検討するとなると、大抵の場合は事業部門が中心となって議論が進んでいくが、それではどうしても現事業の延長の話にとどまってしまいがちだ。そのため、様々な視点を持つメンバーが参加し、多様な切り口で議論する場や仕掛けをつくる必要があるという。