クボタは、大潟村あきたこまち生産者協会、みらい共創ファーム秋田とともに、「J-クレジット制度」を活用した環境負荷の少ない農業の普及拡大に加え、生産した農作物の付加価値向上に向けた取り組みを開始する。

　大潟村あきたこまち生産者協会、みらい共創ファーム秋田が栽培管理を行う水田において、「水稲栽培における中干し期間の延長」を実践し、削減した温室効果ガスの量に応じたクレジットの認証取得に取り組む。クレジットについては、クボタのカーボンオフセットへの活用や収益化を図り、両社への還元も予定。また、環境負荷の少ない方法で栽培された米および米の加工食品として販売するなど、高付加価値化に向けた取り組みを推進していくという。

　取り組み内容は以下のとおり。

プロジェクト名

• 水稲栽培における中干し期間の延長によるメタン削減プロジェクト

概要

• 中干し期間を従来よりも延長することで、土壌からのメタン排出量を削減する

各社の役割

• 大潟村あきたこまち生産者協会・みらい共創ファーム秋田：クボタのプログラム型J-クレジットプロジェクトへの参加、「水稲栽培における中干し期間の延長」に基づいた水稲栽培の実施、米および加工品の生産販売
• クボタ：J-クレジット認証取得手続きおよびクレジットの取得、J-クレジットの活用検討、水稲モニタリングの実施、農作物のブランディング支援