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コーポレート起点の両利きの経営

横河電機 阿部氏が語る、両利きの経営に必要なこと──マーケティング本部が中経やパーパスを策定する理由

【前編】ゲスト:横河電機株式会社 常務執行役員 マーケティング本部本部長 CMO 博士(技術経営) 阿部剛士氏

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中期経営計画・長期経営構想の策定時に社員のエンゲージメント向上も図る

——通常はマーケティング部門の役割にないそれぞれの機能について、具体的に教えてください。例えば中計の策定は、どのように進めているのですか。

 当社では3年ごとに中期経営計画を作っており、私が入ってからは2回ほど関連部署と連携してマーケティング本部で策定しています。それに合わせて、10年後の横河電機のありたい姿とその実現に向けての考え方を示す長期経営構想もデザインしています。その際は、過去の計画や実績などを継承して考える「スターシーカー」のようなデザインではなく、社会や世界の動向や変化を鑑み「あるべき姿は何か?」に立脚して立案しました。また、コンサルなどは一切使わず、すべて社内リソースのみで策定しました。

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やつづかえり(ヤツヅカエリ)

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