パナソニック ホールディングス(以下、パナソニックHD)、国際医療福祉大学、善光総合研究所(以下、善光総研)は、老親(高齢者)と離れて暮らしている家族(以下、遠隔家族)とがデジタル技術を用いてあたかも同居しているようなつながりを実現し、高齢者の孤独感や遠隔家族の負担を軽減して双方のWell-being最大化を目指すデジタル同居サービスの研究開発を開始した。
同研究開発では、遠隔家族に着眼し、デジタル技術を活用することで、離れていても、あたかも同居しているようなつながりを持ち、高齢者の行動変容を促す。健康維持や社会参加を通じて、生きがい感を高められる社会技術として「デジタル同居」というコンセプトを仮説におき、以下を目標に推進を行うという。
- 高齢者のセルフケア促進や介護予防を可能とする社会技術の創出
- Well-being最大化を目指す高齢者と遠隔家族のコミュニケーション手法の開発
- デジタル同居サービスプラットフォームの提供を通じた社会実装の実現
- 在宅高齢者支援に向けデジタル技術の活用スキルを有する人材の育成
3者の役割と各取り組みは以下のとおり。
パナソニックHD
- デジタル同居サービスを構成するデバイス・ソフトウェアの複合技術の開発
- 高齢者の生きがい感向上と遠隔家族の満足度に資するサービスプラットフォームの構築
- 自治体におけるデジタル同居サービスの実証
国際医療福祉大学
- データ活用スキルの習得に資する教育ツールの開発と介護支援専門員などの育成
善光総研
- デジタル技術・機器の活用スキルとスマート在宅ケアの実現力を備えた在宅特化型スマート介護士(仮称)の育成