日揮ホールディングス(以下、日揮HD)、JERA、インドネシア国営電力会社(以下、PLN)は、インドネシアにおいてPLNの子会社が保有する火力発電所を対象としたCCSの導入および事業化に向けた共同調査を開始することとし、覚書を締結した。
同覚書では、PLNの子会社が保有するインドラマユ石炭火力発電所およびタンバロロックガス火力発電所へのCCSの導入を検討し、技術的な課題や事業性の評価、法規制などについて調査および課題抽出を行うことにより、CCS事業としての実施可能性を評価することを定めているという。
同調査において、JERAは総括的な役割を担い、CCS事業に関する市場調査、事業性の評価、法制度の調査などを実施。日揮HDはCCSにおける貯留技術の検討やコストの検証を、PLNはCCS導入の検討対象となる発電所のデータ提供や現地関係機関との調整を実施するとしている。