ビズリーチは2026年3月27日、社内スカウトサービス「社内版ビズリーチ by HRMOS(以下、社内版ビズリーチ)」の新機能として、学習管理システム「HRMOSラーニング」を提供開始したと発表した。企業の人材流出防止や自律的キャリア形成支援を目的に、個人の学習履歴データと人材配置が連携する仕組みを強化する。
近年、人的資本経営の観点から社員の自律的なキャリア支援に注目が集まる一方、社員自らが希望ポジションに必要なスキルや経験を把握し、具体的な能力開発アクションに移す仕組みが不足している現状が課題となっていた。また、eラーニングなどの受講履歴を人材配置や抜擢に活用する運用も限定されていた。
今回、HRMOSラーニングを追加したことで、社員は希望する社内ポジションごとのスキル要件と自身のスキルギャップを可視化できる。個々の足りないスキルに応じて最適なラーニングコンテンツが提案されるほか、研修などの受講状況もHRMOSラーニング上で一元管理可能となった。学習コンテンツは動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」や「Udemy Business」と連携し、多数の講座を受講できる。
今後は、HRMOSラーニングでの学習履歴が「社内レジュメ」に自動反映され、個人の成長意欲や学習実績を踏まえた人材配置や抜擢が可能となる機能の実装が予定されている。これにより、成長意欲の高い人材に対し社内での新たなキャリア機会を提示し、優秀人材の社外流出防止や組織横断的な人材活用の促進が期待される。
HRMOSラーニングの主な特長は以下の通りである。
(1)社内外の受講履歴を一元管理。動画・スライド・アンケート・テストなど多様な形式に対応し、HRMOSシリーズのタレントマネジメントシステムと連携する。
(2)スキルタグに基づくAIによるラーニングコンテンツ推薦。社員が身につけたいスキルタグをクリックすると、最適な学習コンテンツが表示される仕組みとなっている。
(3)学習履歴データを人材配置に活用(今後実装予定)。受講したスキルが「社内レジュメ」に自動反映されることで、タレント検索条件にも学習済みスキルを加えられ、成長意欲に応じた多様なキャリア選択が可能になる。
社内版ビズリーチは、同社がこれまで蓄積した外部労働市場データを学習したAIを搭載し、社員の社内経歴・スキル可視化や社内ポジション要件の明確化、高精度な人材検索を実現してきた。今回の「HRMOSラーニング」提供により、自社内での人的資本経営の高度化と継続的な事業成長に資する人材配置の最適化を後押しする。
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